《マレーシア生活日記 2023-02-28》
先週末(12/23~25)のパンコールラウ島探鳥レポート番外編。。。と言うか、今回の旅の主目的は探鳥よりも「1島1リゾート」を体験することだったので、そのあたりのちょこっとメモです。
クアラルンプールから車で3時間半、Lumutという町のMarina Island Jettyに「Pangkor Laut Resort Office」があります。まだ島へ渡る前に、こちらのオフィスでリゾートのチェックイン、大きい荷物を預けることができます。(荷物は部屋まで運んでもらえます。)
この地図で島内の説明を簡単にしてもらって、レストランの予約もこの時に。
その後スタッフの人に案内されスピードボートに乗り込んだら、
15分でパンコールラウ島に到着。ここはマレーシアの西側の海の中では最もきれいなんだそうです。
水上ヴィラが見えます。一度は泊まってみたいと思っていました。
CORAL BAYのほうのSpa Villa に泊まりました。テラスはこんな感じ。せっかくだし、夜は入浴後にここで寝そべり目を閉じて波の音を聞いて、そよ風に吹かれました。雨じゃなくて良かった。
リゾート内のところどころにトロピカルフラワーが可愛くディスプレイされていました。
英会話スクールの先生から「レストランではホーンビル(キタカササギサイチョウ)が隣の椅子に止まるよ」と聞いていたので、ツーショット写真を撮りたくて、私のほうからそうっと近づきました。
それからそうっと隣の椅子に座ってみました。やったー!目的達成\(^o^)/ 合成写真ではありません。
レストランではなにかしら食べ物にありつけるから、すっかり人馴れしたのが何羽もやってきます。で、これがギリギリの接近。
さて、リゾートに来ても結局スパとかマリンスポーツとかの各種アクティビティはしなかった私たち。二日目はシャトルバスが通る道を探鳥しながら歩いてEMERALD BAYまで。そこで「Nature Conservation Centre」の建物 を見つけました。
野鳥情報をゲットできるかもと期待して入ってみたら、、、すごっ。キタカササギサイチョウに名前が付いてるのね。
ネイチャーガイドさんが、いろいろ説明してくれました。上のパネルは全部雄で、角の黒い模様が一羽一羽違うから、個体識別が可能なんだとか。「ホーンビル(キタカササギサイチョウ)は何でも食べる、小鳥をも食べるから、数を管理する必要がある」とおっしゃっていました。
ここで見られる野鳥や動物についても話してくれましたが、いちばん印象的だったのは、ウミガメの話。
数週間前に大量のゴミが島に流れ着いて、片付けた翌日にはさらに多くのゴミが流れ着いて、そのとき4匹のウミガメを助けたそうです。網に絡まって動けなくなっていたウミガメの写真を見せてもらいました。点滴・投薬等、できる手当を尽くしたそうです。
残念ながらしばらくして1匹は死んでしまい、残りの3匹を現在治療・保護しているとのことで、水槽まで連れて行って見せてくれました。
左のコは、絡まったネットで前足に深い傷を負いましたが、縫ってもらって回復に向かっています。
真ん中のコは、右前足の骨まで折れていたことがレントゲンでわかったので、切断手術を余儀なくされました。回復まで日にちがかかります。雄か雌かわからないけど、どちらにしろ前足を片方失ったので繁殖はたぶんもう望めないそうです。
右のコは、マイクロプラスチックがお腹に溜まってて、今なんとか半分排出させることができたところだそうです。マイクロプラスチックがお腹にあると、もちろん食べられないし深く潜ることもできない。3匹のうちいちばん弱っていて、辛い治療をまだ頑張らないといけないそうです。
"Humans!!" ネイチャーガイドさんはこんな深刻で貴重な話も教えてくれつつ、とても明るくフレンドリーな方でした。
小さな子どもが砂遊びできるビーチ、EMERALD BAY です。
どこの観光地も行列だらけのようですが、この島内に限ってはスタッフと宿泊客のみ。ビーチもレストランも人混みはありません。1島1リゾートの良さはそういうところでしょうか。
クリスマスイヴにはスタッフがちょっとしたパーティー " Christmas Eve cocktail reception " を催してくれて、会場は「メリークリスマス!」の挨拶が響きました。ワインやカクテルが振舞われ、グループ毎の記念写真を撮って紙製フォトスタンドに入れてプレゼントしてくれました。
最終日はヴィラでのんびりと、テラスから海中を見下ろして撮影。CORAL BAYという名前のとおり、ヴィラの周りにはサンゴがいます。ナマコ、ウニ、イソギンチャクも。
一生に一度かも知れない水上ヴィラ体験を、ちゃんと堪能しました。
チェックアウトを済ませ、間もなく出発。Jetty付近は何故だか魚だらけです。
帰りのスピードボートから島を振り返って。イカ釣り船が見えました。そういえばシロハラウミワシもイカをつかんで飛んでいたのを思い出しました。
パンコールラウリゾートは新しくはありませんが、よくメンテナンスがされてるしスタッフの対応も良かったです。ひとつ言うとどのレストランも食事は高価ですね。1島1リゾートなので避けようがなく、覚悟が必要です。
お天気が味方してくれて、贅沢しつつのネイチャー三昧でした。